カップヌードルがアツい
まとめる記事はコレ。

記事は読んでも読まないでくれてもいいんですけど、日清のイメージとして強固だと推察されるのが変態性です。今日はコレについてアツく語ります。
私は中学校をド田舎で過ごしていて、クソダサい指定ジャージで登校を強いられるという、オウム真理教の白服顔負けの謎校則がありました。
そこで気付いた同級生は、「人と同じ事をやってるだけじゃモテない!差別化を計らないとダメだ!」という発想のモト、白シャツに極太マッキーで線を入れたお手製のチェックTシャツを召して、ジャージのチャック全開で登校するという麻原彰晃すらもキョドらす奇行にハシり、先生も指摘するどころか若干ひいてました。
ただ、学年全体の今日の話題が彼で持ちきりになったことに関しては、今振り返ると「これが日清のマーケティング戦略かぁ」と、悔しながらに彼の中に大企業のポテンシャルが垣間見えたことを認めざるを得ません。
また、日清社長の安藤さんが上のインタビューで言ってたことで、一つツッコミたかった部分がコレ。
「カップヌードルをぶっつぶせ! 」という様に、他人につぶされるぐらいなら、自分で潰してしまえ、という発想があります。
こんなことをドヤ顔で発表してくるヤツをトップに控えてる会社は、正気の沙汰とは思えません。「フラれるくらいならフッた方がいいじゃーん」という、自己肯定感マル出しの女子大生を彷彿とさせるエクストリームな発想。
つまり、変態厨二病及び承認欲求全開女子大生が日清のマーケティング戦略だということです。このことから、人に知ってもらうための魅力を高めるには、変態性のみにとどまらず、変態としての現状ステイを忌避し、PDCAサイクルを鬼の様に回すことで変態としての精進を怠らないことが重要だということを我々は学ぶことができます。
社長がサボろうって言ってるぜ
人に考えさせる時に重要なのは、「いかに多くを語らないか」です。
当方、ネットで攻略を見ながらにゃんこ大戦争に勤しんでた際、「これはもうゲームではなく説明書を読みながら進める作業、つまりニトリで購入したベッドを組み立てる時のあの感覚である」とふとワレに返ったことがあります。googleに答えを求めた時点で、もう思考はストップしてしまうんですね。
答えを知った時点で興味を失うのが人間です。告白されて断ったら友達としての関係すらなくなったり、付き合ったら付き合ったで瞬時に奢ってくれなくなったりするのが男です。
告白への答えが分かった時点で「あ、もう自分は考えなくていいんだ」となるわけで、答えが分からない過程までがゲームであり、興味の持続期間であると解釈できます。
日清の安藤社長は、労働時間規制を『サボろう』に置き換えて社員に伝えたそうです。恐らく安藤社長は、「私のこと本当に好き?」というメンヘラ女子に対しても、「君はまるでボクの謎肉だよ」と謎肉以上に謎な返答をカマしてくるに違いありません。
宇宙食はマジでよく考えたと思う
いや、自分誰だよ、何目線だよって。ええ自分でも思いますエエ。
でもこれ以上の語彙力がないです、宇宙食に関しては。単純に考えて、宇宙食なんて宇宙レベルで需要底辺の代物だし、どんなに純粋無垢な脳で考えても、あき竹生フルヌードの方が圧倒的に需要で勝ります。
ここでは、「宇宙食のパッケージにあき竹城フルヌードを貼付け需要を均衡に保つ戦略」については一旦保留し、なぜ売れない商品を開発したのか、という一点に絞って考察を成したいと思います。
結論から言うと、アリストテレスでも宇宙食は単純にプロダクトではないと定義するでしょう。「宇宙にロケットぶっ飛ばすぜーい」というだけで世界中が注目するのに、そこに『世界初の宇宙で食べられるヌードル』などとホザいた日には、広告皆無の状態で爆速で日清という名前が世界中を駆け巡るというシステムです。頭良すぎ、マジで。
揺るがない一貫性と変態としてのプライド
しかし日清が、タダ人と違う事をやれば良いという厨二病兼犯罪者予備軍のバイトテロリスト集団とはワケが違うということは、我々凡人の目から見ても明らかです。
少なくとも、誇り高き変態です。業界No1企業としてのプライドと、エンターテインメント性を忘れないフードプロダクトが日清の神髄。それでいてNo1意識の高さを押しつけてこない、遊びのある親しみやすさ。
「とりあえず刺激的なことをして注目を集める」というSNSムーブメントの一つ先に、「信念を持って伝えたいこと」をできるだけ多くの人に広めるためのスパイスとしての変態性があります。
日清のCM見て「は?何が言いたいの?」って思ったヤツ、その時点でもう負け確です。
にしても、今回のCMはバズり過ぎ。