好きだから業界第一志望はマジで通用しない

悩める仔羊系就活生
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消費者として好きでも生産側と上手くやれるとは限らない

「おやつが好きだからカルビー」
「音楽が好きだからソニーミュージック」
「アンパンが好きだからジャムおじさん」

 いますか?こういう安直な発想で取り組む就活生が、あなたの隣に。

 これはマジで「デカレンジャーが好きだから将来はミドレンジャー」という5歳児の発想を現実に適用しただけなので一回考え方を改めた方がいい。


 好きで結婚したはずの夫の姑とのソリが全く合わないのと同じように、好きだからといってその製造源との関係も上手くいくとは限らない。好きで入った業界がガチで自分と合わないっていう可能性は、絶対にある。


 要は志望業界を、自分の知ってるものの中から選びすぎなワケです。食べ物、ゲーム、化粧品…いや、分かりますよ?いくらキーエンスと言えど、センサって言われると容易にはイメージ湧きませんもん。

 ただ、就活するならそろそろ、消費者としての視点捨てません?

好きとナニがしたいかを混同しがち

 というのも、私がここ3年くらいずっと「音楽業界とベッキーの今後以外には興味がねぇわ」と言っていたにも関わらず、音楽業界の先行きと企業の内側を見ることで、「これは自分のやりたいことじゃねぇわ」と思ったからです。

 まず、「やりたいことが絶対に見つかるセミナー」的なのは、『ハッピーサイエンス♥』みたいなもんで、名前が即座に千眼美子になるので行かない方がいいです。

 こういうのは大体、「好きなことからやりたいことを見つけよう!」を謳ってくるけど、好きなものから辿り着く場所が「ありたい自分であれる場所」とは限んないから、ほんとに。もっともっと業界をいっぱい調べた方がいい、自分で。

好きとやりたいことを分けられた理由

 ここからはかなり具体的な話に入っていきますが、例として参考にして頂けると幸いです。 

 Youtubeのレコメンド機能を鬼のように駆使してインディーズアーティストのMVを昼夜問わず駆け巡り、「こんないいバンドが売れないなんて有りえねぇ」とのたまい、『自分の理解したものは社会的に肯定されるべきだ』という危険思想を惜しげも無く発揮し続けて来た私が、「なぜ音楽業界は違うと思ったのか」について話していきます。



 まず、音楽業界全体としての成長率は現状、『ストリーミングサービス一存』とも言えます。Line musicとかの。これは、消費者が一度登録すれば固定的に利益が得られる「ストック収益」で、登録者が増えるだけで利益が自動的に加算方式になるシステムです。

あれ、今マルチ商法について語ってる?」と思われた方もいるかもしれませんが、これは上場企業にくる会社は大体どこもやってることなので、そんなに身構えなくていいです。

 そして、この利用者数が現在2000万人前後であることを考えると、ここからのシェア率競争とコンテンツの増強合戦はしばらくの間続くことになりそうだ、ということです。



 ここで重要なのは、これが「カネだカネだーー!」というビジネス欲マル出しの思想から生まれたわけではなく、ある意味で手を付けざるを得なかった事業だということ。

音楽はタダで聞くモノだろ」というゴミ認識の大ブームに貢献してくれたMusic FMや、まぁ普通にyoutubeなんかだってそうですけど、「音楽はタダ」の地獄を、少しマシなアリ地獄くらいにするためのサービスだったワケです。



 で、こんな小難しい話はどうだってよくて、重要なのは手を出さざるを得なかった『音楽ストリーミング』が音楽をどんなモノにしたのかっていうこと。一言で言うと、


「誰が歌ってるとか、だんだんどうでもよくなる」


 そりゃシングルCD一枚に1000円もカネを払って音楽を聴いていた頃の人間がキチガイだった、と言ってしまえばそれまでなんですけど。

「ああ、この曲懐かしいな。そういや実家にまだCDあったっけ。」なんて少年少女時代を思い出す、音楽としての価値の感覚みたいなモンが、アプリに勧められるままに流れてきた音楽を聴くというシステムによりすっ飛んでしまったというワケです。


 単純に音楽の価値に魅了されてその業界に入ったはずのヤツらが、消去法的に価値の低下に荷担しなければならない業界に変わってきているということです。

 まとめると、アーティストという信念とプライドが命である仕事を、ビジネストレンド的にないがしろにしなければいけない状況にある、というのが、「自分のやりたいことや、目指してる生き方とは違う」という結論に至った理由です。

『好きかどうか』と業界に入ってから考えることは全然違う

 「特定の業界が今何で伸びていて、今後どうなっていきそうなのか」っていうのを知ることで、「その中で自分はどんなビジネスに着手することになりそうなのか」を、就活がまだできるうちにちゃんと意識した方がいい。

 どんな方法で、どんな信念で、カネを稼ぎたいのかっていう自分の内側と業界をもっと照らし合わせて欲しい。「カネ」って言うだけで汚いイヤらしいという大学生の発想、よく分かる。でも、「カネ」はてめぇが身を差し出して削った時間の分の対価だから。

何に身を削るために、自分がどこに行きたいのか」をもっともっとよく考えていきましょう。





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