ヒマ過ぎると死んでしまう『暇アレルギー』に犯されている

生き抜くメンタル
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現代病の申し子です。

こんな病気はありません。


 ヒマ過ぎると鬱になる。ヒマ過ぎると「何かしなきゃ」という使命感に駆られて体がウズいてしまう。

 そんな現代にはびこる『暇アレルギー』の皆サマ、お疲れ様です。


 先週末に仲の良い先輩と飲みに行った時、「今日何してたんですか?」とクエスチョンすると、「研究室にいたー」とアンサーされました。もう一度訴えますが、週末です。

 週末となると、読書とネットサーフィンと基礎代謝以外することがなく、生産性とは無縁の生活を営むワタクシにとっては、この先輩みたいなヒトは地球の裏側からいらっしゃったのかと錯覚するくらい人種が違うんですけど、自分の周りにはこういう人が多いです。むしろ、自分が地球の裏側にいらっしゃってしまっている感覚です。

 その先輩の言い分は、「ヒマな時間を過ごしていると心配になる」らしいのですが、こういう文言は、『ブラック企業を耐え抜くための7つの呪文』みたいな本に載せてあげたいです。

 今回は、ヒマ過ぎると心配になり、何か生産的な活動をしていないと自我を保てなくなってしまう部族について解明してみせます。

タイムイズマネー

 よくよくその先輩にお話を聞いたら、どうやら「時間は資本なので、カネなり知識なり何か別の価値あるものに繋がらないともったいない」というロジックのようです。娘に見られたら死ぬしかない自室のAVのように、時間を丁重に管理する日本人らしい考え方です。正にタイムイズマネー。






………。







タイムイズマネー?





『タイム = マネー。』

 この、マネーに絶対的に価値があるという前提で、タイムの価値を主張せんとしてくる輩はいったいぜんたいどの面下げて発表して来てるんでしょう?タイムモアザンマネーでもマネーモアザンタイムでもマザーテレサモアザンユネスコの場合も十七分に考えられるじゃないですか。

漁師と億万長者の寓話

 ここでお話を分かりやすくするために、有名なイソップ物語を簡単に紹介します。

 海岸で釣りをしている漁師がいました。その漁師に、億万長者がこう話しかけます。

「そんなに釣りが好きなら、もっと一生懸命に釣りをやったらいいよ。そして、余った魚は売る。そして大きな漁船が買えればもっと魚が獲れて、儲けが増える。お金が溜まったら水産品加工工場を建てて、儲かったお金でもっと会社を大きくしろよ。」

そこで、漁師が返します。
「そうやって会社が大きくなったとして、それからどうなるの。」

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」 

「それで?」

「儲かったお金で、好きなことが出来るんだよ。」

「好きなことが出来るって?だったら釣りをするなぁ。


 こんなお話です。

 ここに垣間見えるのは、『お金は何かに換えて始めて価値があるものなのに、お金になればその時間には価値があったと思えてしまう』のは、どういうマインドコントロールなんだろう?という疑問。「THE ヒマ人」の精鋭だけが辿り着く思考回路です。

お金の価値と、時間の価値。

 結局、最終的に考えたのは、「お金の価値は人それぞれで違う」ということです。

 稼いだお金で、地下アイドルに貢ぐことに意味を見い出す人がいて、女に奢ることに意味を見いだす人がいて、子供の養育費に意味を見いだす人がいます。

 それでいいんです。


 でも、それぞれが、それぞれのお金の価値意識を持っているはずなのに、いつの間にか「お金は価値あるモノ」という社会一般の共通認識が暴走して、「人より高い年収を得ること」で自分の価値が決まったような感覚になってしまったりします。

『時間=お金』と考えても、お金の使い道がはっきりしない人にとっては、そのために費やす時間にも、大してはっきりした意味なんてないです。時間の価値には、お金なんかでは計れないものがあってもいいんだと思います。

 なので、「時間がお金になればそれでOK」という発想でホルマリン漬け思考停止状態になった脳を発見してしまった場合には、一度暇アレルギー検診をオススメしたくなったりした、何の生産性もないヒマ過ぎる一日でした。





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