全力でブチギレた後に、持つべきマインドセットとは?

生き抜くメンタル
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今日も上司、ブチギレてましたか?

キレる人

 当方、キレる人間が苦手だ。それは、前のバイト先の社員がキレ性だったという幼少期の体験談に基づいている。とにかく、バイト先の雰囲気がその人の気性の荒さレベルに一存していた。

 このように、幼少期の強い原体験が人格形成に影響するというのはよくあることで、早い話、『キレ=悪の諸行』という強い認識を持ってしまっている。本当に頭のいい人間は、キレなくても人を動かせると思うからだ。


 キレる理由を考えると、まず『物事が自分の思い通りに進まないから』というのが大半である。そして更に最悪なことに、キレる時、「自分の非を認めたくない」という感情が同時多発テロ的に起こっている可能性が、非常に高い。

 自分の非を認めたくなくて感情的になるなんて、万物の根源アルケーが分からない子供だけがしてれば良いと思う。


 怒りの受け手も受け手であり、悠長に怒られてるヒマじゃない。
 
 行動の原動力が「怒られないため」になってしまったら、それこそ万物の根源アルケーを理解できないお子様同然だ。


 更に上級のキレ芸人になると、『人前でキレる』という高度なパフォーマンスをするようになり、これは見せしめのイベントであることが多い。



そして怒りというのは、時に会話能力を超越する。




「てめぇ、何考えてんだ」












「すみません。」


 お分かり頂けただろうか。全く会話が成り立っていない。意味が、不明だ。


 キレられた方は、とにかくその状況をナントカしてやり過ごすことで精一杯になり、本質的に何も生み出さない。だから、この諸行は『悪』だ、という固定観念が形成された幼少期だった。

のべ10日間の旅行、2日目にしてブチギレた。

 話が打って変わってしまって大変恐縮だが、『キレる=絶対悪』と認識している温厚界の大スターが、キレた

 それも気分はルンルンであるはずの、旅行中にだ。
 

 当方留学中に、大変しゃらくさい表現だが「親友」と呼べる人が1人だけいた。彼女は香港人なのだが、とにかく写真を撮るのが好きだった。

 正直、「趣味なんだね♥」とか悠長なことを言っている場合ではなかった。もはや、中毒だった。ただ、『中毒』は誰にでもある。ワタクシも、モンスターエナジーと一日に3回シャワーを浴びることは止められないし、就活サイトOne careerのESを見ながらニタつく圧倒的恐怖習慣もヤメられない、止まらない。

 ただ、『中毒』というのは人に迷惑をかけない範囲でやって欲しいのだ。


 私と香港人は、「ヨーロッパ巡回10日間の旅」を企て、遂行した。そして開始初日、忌避していたことが起こった。とにかく行く先々で、鬼のように写真を撮らされた。鬼がどんだけ写真を撮らせてくる動物なのかは定かでないが、とにかくだった。「振り袖の撮影会かぁ?」という感じだった。

 ワタクシも一カ所につき数枚なら全く構わないのだが、一カ所で数十枚という写真を撮らされた挙句、彼女がチェックしてアングルが気にいらなかったら、取り直しの刑に処されるのだ。写真に彼女以外の人が入っていても、同様の罰則を喰らう。

 観光地なのだから、他の観光客がいるのは当然なのに、「写真にアザーピーポーがなんだの」とホザいてるのだ。


 正直、「何がアルケーだ」という感じだった。堪忍袋の尾っぽが、ブチギレた。ベネチアのツアーに組み込まれていた船上で、だ。

 これは、今考えたら相当面白い状況だったと思う。ベネチアまでドヤ顔で観光にやってきたアジア人が、ドヤ顔でツアーに参加した挙句、満を持してキレているのだ。

 大々的にキレの邪悪さを論理立てて説明させてもらった手前、大変申し上げにくいが、感情は論理じゃなかった。感情を論理で理解しようとする人間の気が知れない。気が、チガっている。


そしてそれは、ワタクシだった。

キレられる相手

 ここでこうやって彼女のグチめいたことを言えることには、一つ自信がある。それは、「これは彼女を前に言えたことだ」という自信だ。

 感情に任せてキレられる、なんて相手はそうそういない。ホルモンと生理周期のフローに則ってブチギレられる、という相手も、そうそういない。

 相手に対して余程の信頼がないと、人はキレるということが、できない。思っているコトを正直に言うことすら、難しい。『嫌われたくない』と思ってしまうからだ。


 だから、 「こんなことで相手は自分のことを嫌いになったりはしないだろう」という確信がないと、キレることなんてできない。少なくとも私は、そういう人間だ。だから、キレた時、この人を本当に大切にしようと思った。

 キレながら、全力で彼女に感謝していた。情緒不安定も、いいとこだったと思う。キレている自分は、本当に嬉しかった。



 こっちに来て全力でキレられる友達なんて、彼女だけだったからだ

いかがだっただろうか

 結局我々のソリューションは、私が彼女の写真を撮る前に、彼女が私の写真を撮って『手本』を見せるというものだった。これが意外と、面白かった。


 ブチギレた割にアウトプットが小さかったことも、笑える。





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